「職人さんは基本的にシャイな方が多いです」
の第２弾は色を扱うマジシャン！塗料を扱う職人さん

塗料を扱う職人さんは
柔らかな雰囲気を持っていて、穏やかで感情にムラがなく真面目さがあります
壁を平らに美しく仕上げるには必要不可欠な性質かと思います

他の職人さんが真面目さがないと言っているわけではなく
特に際立っているということです
感情が壁の表面に出やすいのは拭いきれません
この工程は電気屋さんが「動」であれば「静」です
相反する性質です

私たち人は色や彩度、明暗などで感情が左右されます
心理的な影響が大きいため
内装において塗料の色はとても重要です

気分が向上する
落ち着く
作業に集中しやすい
など色の影響があると言われています

ある意味
彼らは創り上げた空間に滞在する人たちを
心理的に操作できるマジシャンなのです

そんなマジシャンも実は完成させるまで大変なんです
色を塗る工程において
種類によって匂いがキツかったり
シンナーを使用しなければならないケースもしばしば…
匂いのキツい場合は施工現場の周囲に配慮が必要になる為
実務作業の前の段取りが必要になります

事前の段取りと言えば
色を塗る前の下地工程もとても大変です
パテを塗って乾かして、ヤスリをかけて、
数回作業を繰り返して表面を平らにしていきます

光があたると表面のちょっとした凹みや歪みは目立ちやすくなりますから
ここで手を抜くと後に響きます

私たちの心の安らぎを見守ってくれている壁にも
「綺麗だね」と時々思ってください
あなたの心も綺麗になります、多分…

美しく平らな壁は向かい合ったあなたの心を美しい平常心にしてくれます
鮮やかな色の壁に向かい合えばあなたの心も明るく華やかな気分になっていきます